身辺整理

迫りくる老い、衰え、貧困、孤独死を受け入れていくための準備

マネーの方針を見直す

もういい年になったことだし、同年代の中央値よりは少しだけマシな年収も得られるようになったので、来るべき時に備えてマネーのことをきちんと考えようと思い立った。リベラルアーツ大学の両学長の動画をうっかり見たことも理由の一つであることは否定できない。せっかく3級FPを取っていたのに、持ち前のめんどくさがりをフルに発揮していたせいで自分の生活にはほとんど反映させていなかった。

いろんな投資系の人の動画を見たが、こぞって大学とかアカデミーとか大それた名前をつけたがる。勉強になる内容であることは認めるが、大学を名乗ってよいかはなはだ疑問である。あとリベラルアーツはそういう意味じゃないのでせめて自由七科を。

とはいえ参考になるところは多く、方針としていくつか定めた。

  • 積極的なポイ活をしない
    一時期頑張って楽天ポイントアプリを起動していたが、面倒なことこの上なかったので結局ほとんど起動しなくなってしまった。ファミリーマートでもポイントをためることをせずに購入を済ませてしまっている。なんならSuicaで買ってしまう。このメンタリティでは絶対に途中で断念することがわかっており、今回の方針には入れなかった。とはいえ勝手に溜まる分にはとても便利なのでそこは使っていく。
  • 積極的な陸マイラーにはならない
    これもめんどくささが勝つのと、何より飛行機に乗らなくなってしまった。COVID-19は私の生活を大きく変えた。実家には3年帰らないこともザラになってしまい、マイルを利用する先がなくなってしまった。
    ANA AMEXカードについているEdyを使って200円1マイルのほそぼそとしたマイル獲得も考えた。ANA AMEXはEdyを使用すると楽天ポイントのかわりにマイルがたまる。ただ、残念なことにANA AMEXはEdyのチャージでマイルがたまらないので頑張って現金でせっせとチャージすることになってしまう。あまりうれしくない。
    これを書いているときにANAマイレージクラブモバイルプラスという月額300円でマイル獲得が3倍になるサービスの存在を知った。200円で3マイルだと還元率1.5%となり、全然悪くない。月額300円をペイするほどEdyで買い物するか計算したが、月2万円。無理ではないな…
    こちらもポイ活同様、勝手にマイルがたまってくれることに越したことはない。
  • 楽天経済圏には可能なかぎり近寄らない
    すでに楽天トラベル、楽天マガジン、楽天モバイルは契約しているし楽天ポイント楽天Edyも使用しているが、これ以上の楽天経済圏への偏重は避けたい。単に三木谷が嫌いなのと市場がゴテゴテして使いづらいのとダッサい臙脂のRに虫唾が走るだけであり、サービスには良い物もあることを認識している。
    当然ながら何から何まで楽天に依存していくのは楽天に危機が生じたときに危険であり、なるべく肩入れしないことにした。ただそれでも最低限必要そうなものは契約しておこうと思い、とりあえず楽天証券楽天銀行は開設した。楽天証券は使うかどうかわからないが、楽天銀行は貯蓄用の口座として使う頻度が増えそうだ。あんまりYouTuberの動画を鵜呑みにして頑張ったところで凡人は成功者になれそうにないが、証券口座開設していろいろ余裕がある範囲で試してみることも人生経験の一つだと考える。

ビジネスバッグを買った

COVID-19による出社制限も収まりつつあり、週に1~2回の出社が定着してきた。そうなると背広を何着も準備する必要がなくなるので、1着にそれなりの金額をかけることができるようになった。毎日出社していた頃はどうしても吊るしの安い服を着るしか選択肢がなかった。上司や先輩社員は背広にいい物を仕立てることを勧めていたが、当時の自分にはそんなことができる財布の余裕はなかったし、きちんとメンテナンスできる気もしなかった。背広はあくまで作業服なので、安い物を使いつぶすことを主軸にしていた。

さて、それなりの背広を一着仕立ててみたところなかなか快適だったが、ここで新たな問題が発生する。それまで通勤にはリュックを使用していたが、リュックをからうことは背広にダメージを与えることが分かっている。せっかく仕立てたのに早々にダメにしてはもったいない。吊るしの背広ならともかく。ということで、この機にいい鞄を買うことにした。

本革の鞄がいいかとかいろいろ探してみたが、最終的には丸ノ内のサラリーマンがこぞって買っていることでおなじみのフェリージを自分も買うことにした。フェリージはナイロン製の鞄に定評があるイタリアのブランドだが、どうやらイタリアよりも日本でよく売れているらしい。ダニエル&ボブやオロビアンコなど、そういうブランドは多いらしい。

本革を使いこなせるだろうか、メンテナンスできるだろうかとか考え始めると、ナイロンの取り回しが便利すぎる。雨の日にもタフに使えることは間違いないし、荷物を詰め込んで使い込みがちの自分には結構ありがたい存在に見えた。

デザインでも悩んだが、今回は1772/1/DSというモデルを購入した。ほかのモデルよりも大きめで、中に仕切りがないことが決め手となった。中に仕切りがあるのは便利そうな感じもするが、弁当箱も入らないし使い勝手は良くないと推測した。フェリージにはトートバッグもあったが、まあいい年をした社会人がレザートートで通勤するよりはビジネスバッグを持ち歩くのが適しているだろうという判断。レザートートは休日のおじさんが持ち歩くにはいいのかもしれない。

色合いはアズーロ・エ・マローネも素敵だと思うが、あまりに多くの人が持ち歩いている色合わせなので別の色にした。

さて、リュックに変えてこれを使い始めたが思ったよりモノは入らない。PCと折り畳み傘と本と手帳を入れたらもう限界である。ビジネスバッグの形状の限界かもしれない。とはいえ、持っていることで自分の価値が+1くらいされるような気持ちがするので、自分としては大変満足している。

www.felisi.net